MAISON de HIROANの特徴

革包司博庵が分かるようにパッとまとめてみました。
- 三世代続いた財布メーカーが仕上げる匠の技が楽しめる!
- 革包司博庵のオンラインショップが「メゾンドヒロアン」
- 使っている革は姫路レザーがメイン
- 薄い革にこだわっているブランド
- 楽天でも買える
薄い革を使っているので加工が難しいはずなのにしっかりとこだわっているのが革包司博庵の凄いところなんですよね。
革包司博庵(メゾンドヒロアン)のこだわり
ヒロアンの技術が凄い!と一言でいってもなかなか伝わらないと思うので順番に説明していきますね。ここまでやってるブランドはなかなかないですよ。
ベタ貼り

ヒロアンの代名詞でもある薄い革を作り上げているのがこの技法。
薄さ0.4〜0.6mmの革を繊維を方向を変えて貼り合わせることで薄さだけでなく、しっかりとした強度を持った薄い革を作り上げています。
2枚の革だったとは思えないほど丁寧に貼り合わせているんですが、この技術は手間暇がかかるのでほとんどのブランドでは取り入れられていません。
ベタ貼りをしているブランドはヒロアンとファーロぐらいですね。
どちらも革が薄く使いやすいブランドだと思います。
本磨き

本磨きというのは、革を切った後に裁断部(切り目)に施す処理のことです。
簡単に説明すると、切り目を磨いてツヤを出すことで、見た目だけではなく耐久性も上がるという技術。
ヌメ革を使ったレザークラフトなどでよく耳にする言葉なのですが、革包司博庵ではクロム鞣し革でも独自のコバを磨く技術を施しています。
クロム鞣し革の安い財布でよく見るゴム引きとは違って、ツヤのある革本来のコバを楽しむことができますよ。
ヘリの後切り

先程は革の切り口「コバ」について説明しましたが、切り口を内側に折り返して裁縫する「ヘリ返し」という技術もあります。
ヘリ返しは、折り返して縫製したら終わりではないのが革包司博庵。
縫製した後の糸ギリギリまで余分な革を切り落としているんです。
財布の内側のヘリ返しの部分を触ってたら、ペラペラと引っかかって鬱陶しい!って経験があるのでこれはとても嬉しいです。笑
一般的なブランドは先にヘリを切ってから縫い合わせるのですが、それだと縫いしろが出てしまう。
その縫いしろすら余分な革として、しっかりと糸に合わせて縫製後に切り落とすというのが博庵なんです。
これが博庵の美学。革マニアにはたまらないでしょうね。
博庵で使われている革

革包司博庵で使われている革は主に3種類
- 姫路レザーのクロム鞣し革
- 「渋鞣し」と呼んでいる植物タンニンなめし革
- 最近はアルピナレザーが人気
顔料染めには顔料染めの良さがあるんですが、塗膜が厚くなるため革本来の表情が楽しめないですから。
せっかく細部にこだわって作っているので、革の良さを感じて欲しいという信念が感じられます。
これがまたスーツに似合うんですよね。