USCPA(米国公認会計士)とは
USCPAとは
USCPAとは「U.S. Certified Public Accountant」の略で日本語に訳すと「米国公認会計士」。米国各州が認定する公認会計士資格です。アメリカで監査業務に携わるには必須の資格です。しかし、何もアメリカの会計事務所で働くつもりがなくてもこの資格には大きな魅力がありあます。というよりは会計事務所以外で働く以外の選択肢の広さ、活躍の場の広さこそがUSCPAの魅力だと僕は思っています。
僕が利用した予備校アビタスのHPによると、
USCPA(米国公認会計士)資格の大きな魅力は、活躍の場の広がりです。たとえば現在AICPA(米国公認会計士協会)に登録している会員は、34万人を超えますが、会計事務所で監査業務等に従事するUSCPAは、全体の4割に過ぎません。 その他の6割は事業会社や官公庁で会計・財務を中心とする幅広いポジションで活躍しており、経営職としてCFO(最高財務責任者)さらにはCEO(最高経営責任者)といったポストに就く例も決して少なくありません。
USCPA(米国公認会計士)について | USCPA合格者数No1のアビタス
会計士として監査法人や会計事務所で働くだけじゃない活躍の場の広さがUSCPAの大きな魅力です。
アメリカ以外でも会計士業務が行える
また、僕が日本の公認会計士ではなくUSCPA取得を目指した大きな理由として、USCPA資格を保有していれば、米国以外でも会計士業務が行えるようになる潮流があることです。アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、香港、アイルランドでは会計資格の協定を結んでおり、協定参加国であれば追加の研修を受けることで、現地会計士と同じ業務を行えるようになっています。
国際会計基準を統一する方向に進んでいる現在、この協定参加国はもっと増えると僕は考えました。現在、日本の公認会計士資格を持っていても日本でしか、会計士業務は行えません。でもUSCPAライセンスを持っていればアメリカ以外でも5つの国と地域で会計士業務を行うことが出来ます。
もしかしたらいずれは日本も協定に参加するかもしれません。そうしたら日本でも会計士業務を行うことが出来るようになります。すぐにそうなるとは思えませんが、僕はその可能性は高いと思います。日系企業でも米国会計基準を採用する企業が増えてきているからです。
USCPA試験の概要
試験の難易度
一般に日本の公認会計士試験よりはだいぶ易しい試験と言われています。ただし、そうはいってもそれなりに難しい試験です。米国弁護士資格と並んでアメリカで最も難しい試験の一つであり、試験は問題文、解答ともに全て英語なのでそれなりの英語力が求められます。舐めてるといつまでたっても合格できません。
とはいえ十分な勉強を積めば誰でも合格できる資格であることは間違いありません。
例えば、2014年の全世界平均の合格率は、
- 財務会計(inancial Accounting & Reporting、FAR):47.6%
- 監査及び証明業務(Auditing & Attestation、AUD):46.3%
- 諸法規(Regulation、REG):55.4%
- ビジネス環境及び諸概念(Business Environment & Concepts、BEC):49.4%
試験がすべて英語と聞くと、一見とっつきにくく感じますが、表現や単語は限られるので、勉強していれば自然に身に付きます。
またUSCPAの勉強をすることで、英語の読解力がかなり鍛えられるという嬉しい副産物もあります。僕は勉強開始前後でTOEICスコアが100以上上がりました(その間特にTOEICの勉強はしていません)。
重要なことは米国公認会計士の試験は落とす試験ではないということです。出題範囲のボリュームはありますが問題のほとんどは基本的な知識があれば解ける問題です。
そしてなにより、定められている条件をクリアすればだれでも合格することが出来ます。その条件とは75%以上得点すること。落とす試験ではないのでしっかりと勉強をし実力を付ければ誰でも合格することが出来ます。諦めなければ誰でも絶対合格できます。
試験の出題形式と特徴
米国公認会計士の試験科目は次の4つ。- 財務会計(inancial Accounting & Reporting、FAR)
- 監査及び証明業務(Auditing & Attestation、AUD)
- 諸法規(Regulation、REG)
- ビジネス環境及び諸概念(Business Environment & Concepts、BEC)
試験問題は、4択問題、実践的なケース問題、記述式問題(BECのみ)の3種類があります。
受験環境
米国公認会計士の試験は全て英語です。そしてテストセンターと言うところに行って、パソコンで試験を受けます。以前はアメリカでしか受けられなかったのですが2011年から日本でも受験できるようになり大分受験のハードルが下がりました。そのこともあり近年受験する人が増加傾向にあります。
必要とされる勉強時間
一般的には1年間1,000時間程度の勉強量で合格できると言われています。1,000時間の勉強量を要する資格と言うと日本の税理士資格が同じくらいだったはずです。人によっては500時間程度の勉強量で合格する人もいるようですが、それはよほど要領がよくないと難しいと思います。ちなみに僕のケースですが、1,200時間位だと思います。細かく記録していたわけではないので感覚的な数字ですが、1,000時間は超えていると思います。
会計初学者で英語も苦手となるともう少し時間が必要でしょう。
勉強方法
独学で勉強するとなるとアメリカ人が使う、英語のテキストを使うのが最も一般的な勉強法になります。一番有名なのがこのWiley。ただし、帰国子女などで英語がネイティブクラスの人を除いて独学はオススメしません。
日本の公認会計士の試験より簡単とは言え、米国で最も難しい試験の一つです。その試験内容は極めて専門性が高く、実践的な内容となっています。
会計の知識と英語力両方を求められる試験ですので、どちらかも十分ある人以外は「絶対に」予備校に通ったほうがいいです。
予備校では講義やテキストは日本語なので、理解するスピードが全然違います。
また、日本には受験に関する情報が少ないため、予備校を利用することで受験までの手続きをスムーズに進めることが出来ます。
そして、この受験までの手続きがかなり煩雑で時間がかかるので、僕がもし独学で勉強していたら、受験することなくこの資格を諦めていたと思います。
そこで出てくるのが予備校の活用です。
国際資格の専門予備校:Abitus(アビタス)
電車の広告とかでこの坊主頭のおじさんを見かけたことありませんか?
アビタスを知らなくてもこのおじさんは見たことあるよ!って人結構いるんじゃないかと思います。実はこれが僕が実際に使った予備校「アビタス」の広告なんです。
最近はYoutubeにも広告を出してあるのでそちらで見たことがある人もいるんじゃないかと思います。初め見た時は思わず最後まで見てしまいました。
アビタスとは
アビタスは、USCPAや公認内部監査人(CIA)など会計系の資格を中心にした国際資格専門の予備校です。特にUSCPAの合格実績には定評があります。ちなみに昔は「U.S.エデュケーション」という名前だったそうです。
アビタスに決めた理由
米国公認会計士コースを持つ予備校はアビタスの他にもTACや大原など色々ありますが、僕がアビタスに決めた一番の決め手は、当時僕が住んでいた名古屋でセミナーがあってそれに参加したからです。授業・テキストのわかりやすさ
その時頂いた資料の中に授業のサンプルDVDがあったため授業のわかりやすさがよくわかりました。資料もわかりやすく、テキストの質も非常に高いものでした。資格試験を勉強するにあたってどの教材を使うかってすごく大切です。肌に合わない教材を1,000時間も使い続けるなんて苦痛でしかありません。勉強する気が無くなって時間とお金ばかりがかかります。
アビタスのテキストはシンプルでわかりやすく、見た目もスマートです。テキストの見た目が本当にクールでカッコいいんですよ!笑
合格後の転職サポート
USCPA、経理、財務、内部監査など、会計分野に特化した転職サポートを行うアビタスキャリアセンターがあり合格後の転職活動までサポートしてもらえます。教育訓練給付金
USCPAコースは「教育訓練給付制度」厚生労働大臣指定講座です条件を満たして手続きをすれば、国から最大10万円学費が支給されます。条件を満たせばと書きましたが何も難しい条件ではありません。まとめ
米国公認会計士という資格についてなんとなくイメージがつかめたでしょうか?
相当な時間とお金と労力を掛けて手に入れた資格だったので思わず語りすぎてしまいました笑
米国公認会計士試験は日本語の情報が非常に少なく受験する人の数も少ないので、このブログでもこれから少しずつ情報を出していきたいと思います。
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もし今の仕事に漠然とした不安を抱えていてキャリアを変えたい人や、専門性を持ってキャリアアップしたいという人は資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか?僕はアビタスを使って無事合格できたので、アビタスを強くオススメします。アビタスに付いていってちゃんと勉強すれば絶対合格できますよ!
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